企画展示
2017年3月7日〜6月30日
企画展示も3回目となりました。今回は麻布大学らしいテーマとして「動物の病気」をとりあげました。
麻布大学は127年前に「東京獣医講習所」としてスタートしましたが、これは獣医師養成を目的としたものでした。その後さまざまな歴史の変遷を辿りますが、一貫して動物の病気を主要な研究テーマとし、その治療実践もおこなってきました。
今回はさまざまな動物の中でももっともわれわれに身近なイヌをとりあげ、子犬のときから老犬になるまでをたどりながら、病気について学ぶ機会としたいと考えました。
病気ですからどうしても見るのがつらく感じる標本などもありますが、獣医学ではこれらに正面から取り組んでどういうメカニズムで病気が起きるかを探求するとともに、治療につながる研究もおこなっています。
この展示から動物の病気を学んでいただくことを期待しています。質問があれば、遠慮なくアンケート用紙にお書きください。当ホームページで回答します。
展示をご指導いただいた獣医学部の宇根有美教授と平 健介准教授にお礼申し上げます。
【ケース1】動物の病気について基本的なことが学べるコーナーです。
【ケース2】病気のうち寄生虫についてのコーナーです。
【模型】病気の原因となる病原菌の大きさは実感としてはわかりにくいので、大腸菌とウィルス、それと赤血球を10万分の1の模型にしました。
麻布大学いのちの博物館 公式twitter