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いのちの博物館だより

2025.02.25

【学習教材(標本類)の貸出】利用者の声(県立相模向陽館高等学校)

■学校名
神奈川県立相模向陽館高等学校

■利用教材
 ・タヌキの頭骨標本 5点
 ・アライグマの頭骨標本 5点
 ・ニホンジカの頭骨標本 5点
 ・ニホンザルの頭骨標本 2点

■利用期間
令和6年11月27日~12月11日

■学年
・「生物」:高校3,4年・4名
・「生物基礎」:高校3年・25名
・「科学と人間生活」:高校1年・4クラス(各20名ほど)
・学校設定科目「自然に学ぶ」:高校2~4年・25名

■教科
「生物」、「生物基礎」、「科学と人間生活」、「自然に学ぶ」

ー以下は本館からのアンケートへの回答です。ー

■教材(標本類)に対する児童・生徒の反応をお聞かせください。
○「生物」
 動物の骨を目の前で見たことが無く、触ったこともなかったので初めて体験が出来ました。実際に目で骨を観察でき仕組みが分かりやすくて勉強になりました。

○「生物基礎」「科学と人間生活」「自然に学ぶ」
 ・動物によって骨のつくりが全然ちがうのが面白い。
 ・動物が生きていくために骨のつくりが工夫されているのがすごい。
 ・いろんな骨が見られてうれしい。
 ・触ったりすることで、実際の違いや特徴を知ることができた。
 ・骨は恐竜のようにとてもロマンがあって、かっこよく感じました。形もすべて、生きるために特化している形なのですごい。


■教材(標本類)の使用時に工夫された点、心掛けられた点をお聞かせください。
○「生物」
 食性と歯の形状に着目させて、頭蓋骨から種を予想させました。側頭窓に着目させ、分類との関連について話題にしました。

○「科学と人間生活」「生物基礎」「自然に学ぶ」
 知識よりも実際に骨を見たり、触ったりすることに時間をかけるようにしました。骨と骨がどのように組み合わさるのかなど、実際に触ったり動かしたりすることで実感することができるようにしました。タヌキとアライグマの頭骨を見分けるときには、「哺乳類の頭骨標本 見方のポイント」の一部を読み上げて、よく観察させるようにしました。


■教材(標本類)を使用して、先生のご意見・ご感想等を自由にご記入ください。
○「生物」
 普段なかなか扱えない教材を使って授業をすることができ、大変有意義な授業ができました。生徒も初めての経験だったようで熱心に観察していました。

○「科学と人間生活」
 顎の動きや骨同士の組み合わさりなどは実物を見たり動かしたりして、初めてわかることが多く、教科書や資料集の写真ではわからない部分がたくさんありました。

○「生物基礎」「自然に学ぶ」
 実際に骨を見たり触ったりすることで、実際の動物や食性にも興味を持ったようでした。ヒトとニホンザルの違いなどは、進化の過程でやりますが、写真で見るよりも理解しやすかったと思います。

県立相模向陽館高等学校_1

県立相模向陽館高等学校_2

県立相模向陽館高等学校_3


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