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いのちの博物館だより

2018.11.30

【学習教材(標本類)の貸出】利用者の声(世田谷区立尾山台中学校)

■ 学校名
  世田谷区立尾山台中学校

■ 利用教材
 ・タヌキの頭骨標本5点
 ・キョンの頭骨標本5点
 ・ニホンザルの頭骨標本2点

■ 使用期間
  平成30年10月23日~平成30年11月6日

■ 学年
  中学2年

■ 教科
  理科

以下は本館からのアンケートの質問と、利用者からの回答です。

教材(標本類)に対する児童・生徒の反応をお聞かせください。
 学習後に生徒が記入したワークシートの中の「観察を通して気が付いたこと、考えたことなどをまとめよう」の記述の中から紹介いたします。
 ・骨格標本を使用することで、その動物が何を食べていたのか、どんな生活をしていたのかがわかった。
 ・3種類の動物それぞれの特徴があり、その特徴がそれぞれの生活にとって都合がよさそうだ。
 上記のような記述が数多く見られたことから、骨格の目の付き方や歯の付き方などに着目して観察したことで、生活の様子を想像できたり、多様性に気が付くことができたことがわかった。

教材(標本類)の利用時に工夫された点、心掛けられた点をお聞かせください。
 小単元「動物の仲間」と「生物の進化」の間に、2時間構成で授業を行った。そのことにより、これまでの学習の活用課題に位置づけると共に、進化につなげる課題とした。
 第1時では本教材を用い、身近な動物の骨格の特徴からそれらの動物の生活を考えることを目的とした授業を行い、第2時では、本教材とシマウマ、ライオン、アヌビスヒヒの標本(広島市安佐動物公園より貸与)を追加し、骨格の特徴の共通性、相違性からそれぞれの動物の生活について考えを深めることができるよう工夫した。

教材(標本類)を利用して、先生のご意見・ご感想などをお聞かせください。
 身近な動物の標本を実際に手に取ることで、歯で食べ物をとらえたときの感覚などを想像することができた。また、たくさんの標本をお借りできたことで、生徒一人一人がじっくりと観察することができた。ほかにも、骨格に対する脳の容量を比較してみたり、生徒の自由な発想から学びを確認することができた。
 とても充実した学びにつながったことを感謝申し上げます。

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