麻布大学いのちの博物館名誉学芸員の
高槻成紀先生の岩波ジュニア新書『都市のくらしと野生動物の未来』が
出版されました。
これまでの『野生動物と共存できるか』と『動物を守りたい君へ』に続く、3冊目です。
都市化が進む現代、子供と自然との距離が遠ざかることが心配です。
そこで都市を生態学的にみたらどういうシステムなのかを考え、
その上で都市にくらす子供たちに考えて欲しいことが書かれています。
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【目次】※岩波書店ホームページより
はじめに
1章 東京のタヌキ
1・1 タヌキを調べる
1・2 タヌキの食べ物を調べる
1・3 タヌキの働き
1・4 糞虫を調べる
1・5 動物の食性とその広がり
2章 昭和という時代
2・1 私の育った時代 小学校まで(1950年代)
2・2 私の育った時代 中学時代から(1960年代)
3章 都市と人のくらし
3・1 トイレの変化
3・2 都市生活とゴミ
3・3 「食べては出す」の変化
3・4 汚染と野生動物
3・5 環境収容力
4章 都市と野生動物
4・1 野生動物のロードキル
4・2 野生動物の都市への出没
5章 みなさんと生きものの未来
5・1 ビーバー――大きい視点で自然の原理をとらえる
5・2 日本列島に生きるということ
5・3 公平な視点
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