2025年3月26日(水)、いのちの博物館展示室を会場に、春休み子ども教室「動物たちの骨を学ぼう!『骨から分かる、いろいろなこと』を開催しました。
本学獣医学部獣医学科の大石元治先生が講師をつとめました。
夏休みに行われた子ども教室では、肉食獣と草食獣の頭骨の違いに注目しましたが、今回のテーマは『首の骨』。首の骨に注目して動物の骨を観察する教室に、16人の小学生にご参加いただきました。
また、博物館解説サークル「ミュゼット」の学生が2人、サポートとして参加しました。
まず、大石先生からほ乳類の首の骨の、動物ごとの特徴や見分け方の説明を受けました。
積極的に意見を出す子どもたちが何人もいて、本物の標本を目にしてワクワクしている様子が伝わってきます。
そのあと、館内にあるほ乳類の標本から、10種類の動物の首の骨の写真が印刷された資料を見て、それぞれの特徴を確認しながら、その動物が何かを答えるミッションタイムになりました。
みんな真剣に観察しています。
その後の答え合わせでは歓声が上がり、「全問正解だよ!」という嬉しそうな声も聞かれました。
「ほ乳類のほとんどは首の骨が7個である」「7個の首の骨は、それぞれ形がちがう」「動物によって首の骨の形には異なる特徴がある」ことが分かったところで、先生が用意したゾウ、カバ、サイ、キリン、ライオンの首の骨が、バラバラにマットに置かれました。
どれも本物の骨で、普段は展示していない貴重なものです。
好きな動物に分かれて、特徴を考えながら、順番に並べてみます。
キリンが一番早く完成しました。
自分の身長と比べて、キリンの首の長さに驚いていました。
組立が終わったら、スケッチタイムになりました。
ここまでの先生の説明や観察を思い出して、みんな集中して描いています。展示室内がシーンと静まりました。
様々な動物の首の骨をじっくりと観察し、特徴を捉えた素敵なスケッチがたくさん完成しました。
最後に先生からまとめのお話があり、みんな真剣に聴き入っていました。
中には先生と「次はなんの骨の教室になりますか?」と話をするお友だちもいました。
子ども教室終了後もたくさんの方が館内に残り、ゆっくりと見学をされていました。
完成したスケッチを見せてくれたお友だちもたくさんいました。
このたびはご参加いただきありがとうございました。2025年度の子ども教室にもご期待ください!
麻布大学いのちの博物館 公式twitter