6月のアンケート報告をします。6月はオープンキャンパスがあったので若い来館者数が多く、アンケートは315枚回収されました。評価はいつものように非常に高いものでした。
コーナー別の評価では「動物に学ぶ」が抜きん出て多く、「博物館へのいざない」と「獣医学部コーナー」がこれに次ぎました。
ケース別ではこれまでゾウ、キリン、アナコンダの「大物」の人気が高かったのですが、今月はいつもとは違い、ハンズオンが2位、企画展示「動物の病気」が3位に躍進しました。これはオープンキャンパスのときの反応が決定的だったのだと思います。
感想・印象に残ったもので目を引いたものを取り上げます。今月は数が多いことをご了解ください。オープンキャンパスならではの、受験生の声もありました。
【博物館について】
・上野の博物館みたいだった。
・大学内にこんなに立派な博物館があるなんてうらやましいです。
・小さい博物館ですが内容が濃く充実していると思います。
・大学の中にこのような施設があるとは思っていなかったので驚きました。
・2年前にも来させて頂きました。その時は時間があったので在校生にお話しを聞かせて頂くこともできました。とても素晴らしい施設ですね。
・今まで行った博物館で一番たのしかった。
【麻布大学について】
・研究室を回ってどんな内容なのかを教えてもらって、とても動物にさらに興味を持てたし、学びたいと思いました。
・学校内のある設備として、大変興味深いものだった。
・娘が獣医学科を希望しています。本校の歴史を知る良い機会となりました。
【展示について】
・動物の骨格標本が展示されているのを見て、きれいに保存されているなと思った。骨に触ることができたのもとても良かった。
・しっかりとした展示で素晴らしい。
・草食動物と肉食動物の違いを一点一点分かりやすいように展示していてとても興味深かった。
・ナマケモノの骨格を上に置いてあり、演出が良かったです。
・面白かった。病気や寄生虫について詳しく知れてよかった。
・クオリティが高く見ていて面白かった。興味深く感じた。
・大手の博物館のような展示の仕方がとても良かったです。各項目の説明も比較的分かりやすかった。
・展示の流れがストーリーに沿っていて「学ぶ」ことを意識できる博物館であることに感心しました。
・大学の学問は何をしているのかわかる展示で面白いし、とても魅力的でした。
【展示品について】
<全体>
・全て本物、レプリカではないと伺って驚きました。本当に小規模ながら素晴らしい博物館です。
・すべて実物ということ見るもの全てが印象に残るものでした。中でもオオアナコンダの骨格は本でもネットでも見ることがないのに、実物が見られるという経験にインパクトが大きかったです。
・展示されている骨がすべて本物でどれも迫力があった。説明文も興味深いものが多くあった。
<イントロ>
・オオカミとイヌで骨に違いが出ているのも驚きました。
<企画展示>
・イヌを飼っているので、寄生虫、病気について注目してみました。
・ウィルスはあんなに小さいのに人間の体に不利益を与えているなんて許せないです。
・カイチュウやその他の病気にかかった動物の内臓は見る機会がなかなかないので見れてよかった。
・見ていて興味深いものが多かった。特に動物の病気の部分は詳しく書かれていてとても見ていて楽しかった。
<獣医学コーナー>
・草食・肉食によって目のある位置、歯の付き方、形が違うことが実際に頭骨を見ることで分かりやすく、説明も丁寧で分かりやすかったです。
・ウシの胃の中にあんなにたくさんの釘やビンのふたなどが入っているなんて考えもしなかったのでびっくりしました。
・細かい血管まで見ることができるプラスティネーションはとても驚きました。
・プラスティネーションという技術があることはまったく知りませんでしたが、私たちにも分かりやすい形で残せるものであること、素晴らしいと思いました。立派な先生の技術をしっかり受け継いで発展させていってください。
<動物に学ぶコーナー>
・ハムスターとコウモリが細くてすごかった。
・イルカの標本など初めて見るものばかりでドキドキしました!回虫は動物によって違うことがわかりおもしろかったです。
・ハムスターやもぐら、コウモリなどの細かい骨格もあって面白かったです。また、オカミとイヌなど比較してあったので、どこが違うかなどが見れてよかったです。
・学校見学でこのようなところを回れることはないので想像以上の経験になった。
・様々な種類の動物の骨格が展示されているだけでなく、その種類の動物に関する情報も提示されていたため、骨格(実物の情報)と資料(研究から得た情報)を比較してみることができ、理解を深めることができたので、いい博物館だなと思った。
・骨格を様々な動物で比較しながら見ることができたのが見ていてよかった。
・コウモリの骨格は見たことがなかったので、こんなにキレイな形で保管されていてビックリしました。
・ウシのかかとが上の方にあり、すごい体勢で立っていることが分かりびっくりした。
<環境>
・ゴキブリの標本が印象的でした。
・ゴキブリやばい。
【解説について】
・マイクロミニブタの説明が丁寧で面白かった。
・毛球について詳しく説明をしていただきました。
・たくさん話を聞かせていただき、実際に骨に触れることができて楽しかった。
・解説員の方のお話がとても分かりやすく面白かったです。
【解説文について】
・文字と実物があり説明もすごく分かりやすかったです。入試についてもお伺いできて良かったです。
・展示物の周りにある説明文が、動物と人間のかかわりについてよく説明されていたのが印象的でした。
【歴史について】
・とても近くで見ることができて良かったです。麻布大学の歴史についても分かりやすく良かったです。
・歴史を大切にしているんだなというところが印象的でした。
【ハンズオンについて】
・ハンズオンの骨が最後まで完成できて良かった!!キリンの角が5本だったことに驚いた。
・ゾウの下あごが持ち上げられなかった!
・初めて来ました。ミュゼットのアカウント(Twitter)でここを知って、ずっと訪れてみたいと思っていました。ハンズオンも体験できてとても楽しく骨を学ぶことが出来ました。
・博物館解説サークルの方たちといろんな骨を触ったのがすごい楽しかったです。骨のアクセサリーが欲しくなりました。つるつるで気持ちいい。
・骨をさわるコーナーで、アフリカゾウとアジアゾウの骨格が結構違っていて驚きました。
【学生について】
・学生の皆さんが丁寧に説明をしてくださって、とても面白かったです。
(博物館:同類の回答が多数ありました。)
・説明してくださった学生さん方がとても親切で、興味深い内容を話してくださり、改めて麻布大学の良さを感じました。
・学生さん方がわかりやすく教えてくださったので、より楽しむことができました。
・標本も素晴らしかったのですが、学生の方が説明してくださったのでより理解ができ、楽しく見ることができました。
・進化の過程、意味など興味を持っていたことをたくさん聞けて楽しかったです。自分も今日質問させてもらったり説明してくれたお姉さんお兄さんのような勉強内容をやりたいです。
・とてもわかりやすい説明で聞いていて楽しかったです。大学生活やサークルなどの話も聞けて、子どもにとって来て良かったと思う。
そのほかユニークな感想もありました。
・過去の企画展のポスターは美しくて興味深かった。
・骨は意外とにおいが残っている。
・コウモリやハムスターの骨がすごく細くて、すぐに折れてしまいそうだったのが印象的でした。
【期待することについて】※ 内容により、現時点での本館の考えも添えました。
・虫の標本も見てみたいです。
(博物館:昆虫標本は収蔵していません。)
・実際(生きている)の動物を触る体験コーナーがあればいいなと思います。
・シャチの骨格が見たい。
(博物館:当面はむずかしいですが、課題としたいと思います。)
・学祭で骨の販売を期待します。
(博物館:販売については事務的にクリアすべきこともあるので検討させてもらいます。)
・昔使われていた機具などを実際見ることはとても貴重だと思うので展示を続けてもらいたいなと思いました。
(博物館:十分なコレクションはありませんが、戦後しばらくの時代のものはありますので、今後展示したいと思います。)
・もっと動物に関して色々な方に興味を持っていただけるよう、この博物館の存在をひろめてほしい。
(博物館:「タウンニュース」に記事を掲載するなど努力しています。来館者の口コミもよろしくお願い申し上げます。)
・子ども向けのイベントを、もっと企画してほしいです。
(博物館:夏休み子ども教室などを行っていますが、さらに進めたいと思います。)
・骨を組み立てるワークショップとか、小学生以下を対象としたワークショップとかやってほしい。
(博物館:具体的に想定しにくいのですが、骨を使ったなんらかの教育的プログラムは前向きに検討します。最近、小中学校に頭骨標本の貸し出しを始めました。小学校以下は安全面、ケアの問題があり、むずかしいかと思います。)
・企画展示がおもしろかったので、今後もワクワクするような展示を続けてほしいです。
(博物館:ありがとうございます。)
・地域の学校や地元の住民に開放して頂けると良いと思います。
(博物館:そのような流れで展開していると理解しています。)
・写真を撮れるところがもっと増えればと思った。
(博物館:動物標本の場合、無制限というわけにはいかない事情があります。ゾウのところを記念撮影に解放しました。)
麻布大学いのちの博物館 公式twitter