6月のアンケート結果を報告します。
【目次】
  1. 評価
  2. 感想・印象に残ったことなど
  3. 期待すること
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■ 1. 評価
 評価は「とてもよい」が78%といつもながら多い結果でした。
コーナー別では相変わらず「動物に学ぶ」が突出していました。「企画展示」がいつもよりは少ないようでした。

ケース別ではハンズオンは前回よりは順位が下がって5位になり、企画展示も11位になりました。
そのほかは「大物」が相変わらずの人気でしたが、今回は「毛球」と「オオカミとイヌの骨格」が上昇しました。これはミュゼットの学生の解説による効果が大きかったと思われます。
またオオカミの近くにこれまで展示していたネコを下げ、イヌにしたので、解説に関連性が生まれたことが好評を呼んだようです。

■ 2. 感想・印象に残ったことなど
<博物館について>
- きれいに保存されていて、わかりやすく見学させていただきました。
 - 立派な施設ですが一般に開放されているのでしょうか。
 - 館内が整備、清掃が行き届いており、見学しやすかった。説明員(学生)の説明がわかりやすく丁寧で良かった。ありがとうございました。
 - とてもきれいな博物館でした。細かく説明してくださり、とても勉強になりました。ありがとうございました。
 - 大学の博物館と思えないくらい立派で本格的でした。
 - 博物館(一般)では見るだけのものですが、種類も多く学生さんの説明でよりわかりやすく新しい(知らなかった事)事を教えて頂けて、とても良かったです。
 - 大学の博物館で、こんなに色々な種類の骨格をそろえている事にびっくりした。
 - 大学の歴史だけでなく、動物のことも詳しく展示してあり、大学の博物館のレベルを超えていると感じました。企画展も取り組んでいて、積極的な博物館だと思いました。 
<解説について>
- 解説をより簡単にわかりやすくした説明文があったので、しっかり理解することができた。
 - 展示室がきれいで、展示内容も大人向け、子ども向けと二つに分かれていて良かったです。 
<標本について>
- シカの角とウシの角の違いについて知ることができ、とても楽しかったです。
 - 骨が多くて困った。「いのち」の博物館として...?
 - コウモリは他の動物と違って骨が後ろに曲がり飛びやすいようにしてあると説明を聞いて分かりました。
 - カメの背骨がくっついているとは思わなかった。知らなかったことが聞けてよかった。
 - 大きな動物から小さい動物の鎖骨の有無や頭蓋骨の違いを知れてとても面白かったです。知らないことが多く知ることができました。
 - 私たちが何気なく過ごしているけど動物にとって人間の身につけて使う小さな物、くぎ、ヘアピン、カミソリ等が生き物に影響を与えていると思うとぞっとするし、子どもにも大人たちと一緒に心配りをしないといけないと感じました。
 - キリンが一番美しかったです。他の動物と比べて美しさがとんでもないです。ここでキリンについてのお話しが聞けて本当に良かったです。
 - 動物のそれぞれの生活によって違う進化をしていく中で、足の骨であったり、手の骨の違いを感じることができてとても面白かったです。
<学生について>
- 説明の方がとても優しく、良い印象だった。動物には大切な部分(骨など)があり、人間と同じだと思った。知らないことが知れて興味がわきました。
 - 学生さんの説明がとても丁寧で良かったです。すごくフレンドリーで面白かったです。
 - 学生さんに案内いただき非常によく分かりました。ありがとうございました。
 - 大学の方達が良い方達で、説明をしっかりしてくれた。知らなかったことが、ここに来てわかった。
 - 学生の方々の細かい説明にびっくり。よく研究されているなと思いました。
 - わざわざ生きている個体の写真を見せてくれた学生が親切で好印象だった。
 - 学生スタッフの皆さんに詳しく説明を聞き、生き物をもっともっと大切にやさしくしないといけないなと思いました。
<企画展示について>
- 何度来ても展示物が代わっていて面白い。
 - ビーグル犬の頭部や心臓があったことに驚きました。ビーグル犬を飼っているので、こうなっているのかと思いました。
<ハンズオンコーナーについて>
- シカの脚の骨のパズルは難しかったのですが、分かりやすく教えてもらい組み立てることができました。1つ1つの解説を丁寧にしてもらえた所がよかったです。
 - シカの手根骨パズルが面白かったです。
 - ハンズオンのコーナーが特に楽しかった。解説を聞きながら実際に骨をさわれるのはよい。
<歴史について>
- 大学の歴史から動物の詳しい情報まで知ることができ、楽しかったです。
 - 麻布大学のため、尽力された先生方の功績が分かり、だから今があるのですね。
 - 増井光子先生から勇気をもらいました。
 - 増井光子さんの母校と知って感動しました!学生さんにも解説していただき、楽しかったです。
今回初めてあった感想に新しく始めたスタンプについてのものがありました。
 - 解説がわかりやすく、非常に落ち着いて見学することができました。スタンプがかわいらしいですね。
■ 3. 期待すること(博物館の見解を添えています)
<こういう展示がして欲しいというご意見>
- 顕微鏡の展示物も見たい。
 - もう少し環境科学科の展示を増やしてほしい。
 - は虫類やきのこ(菌類)植物等をお願いしたい。
 - 鳥の骨も見たい。
 - 骨格標本を作る様子などを紹介すると良いと思う。
博物館の見解: 顕微鏡は今後検討します。生命・環境科学部の研究は展示物があまりないため、現状ではあまり拡大できない状況です。哺乳類以外は収蔵標本が少ない、あるいはないため、当面はできません。標本作製過程の展示は難しいですが、完成段階に近いものや、ラベル整理などは可能性があるので、考えたいと思います。
<英語>
- I hope they add English captions.(英語の説明を希望します)
 - Have English as well in the descriptions for non-Japanese visitors.(日本人以外の来館者への英語の解説)
博物館の見解:これは以前からいただいている期待で、なかなか実現できていません。 
<その他>
- 書籍物の閲覧と研究の報告(学生による)を開放してほしい。
 博物館の見解:これは図書館にお願いします。
 - 普段の土曜日も、ハンズオン以外のブースも解説して欲しい。
 - オープンキャンパスだけでなく、普段も学生が解説してくれると良いと思った。
 博物館の見解:学生は週日は勉学に忙しく実現できませんので、ご理解ください。
 - もっとデジタル(VR.AR)を投入し、今の潮流に合った教育もお願いします。
 - 写真だけでなく映像で紹介、説明していただけるともっと興味深く観ることができるかもしれません。
 -「いのち」が感じられない。心に刺さる映像や写真なども展示しては。
 博物館の見解:ITなどの新技術は長足の進歩を見せていますが、本館はそのような流れを追いかけることはせず、むしろ時代を超えた伝統的な博物館らしさ、つまり実物の標本を見てもらうことで逆に個性を出そうとしています。映像などは来館者自信が検索してもらうことでバーチャルな世界を拡大することは大いにしていただければよいと考えています。「いのち」は本館の名前でもあるので重要なことですが、この短いコメントでは趣旨が不明です。生きている動物でなく骨格標本が多いから「命」が感じられないという意味だとすると、本館はそのようには考えていません。生きた動物は動物園などで見てもらうのがよいわけです。本館では伝統的な博物館展示として標本の解説にメッセージ性を持たせ、その展示を通じて「いのち」の素晴らしさを伝えようとしています。
 - ワークショップなどがあるとうれしいです(夏休みなど) 
博物館の見解:夏休みこども教室などを開催しています。また学外でのワークショップや標本の貸し出しなども行っています。限られた人員の中でできることは限られていますが、できるだけ実現したいと考えています。
 - 博物館を持っている私大は少ないと思いますし、見るだけでなく詳しい説明も聞くことができる博物館は公共のものでもなかなかないです。これからもこの博物館と活動を続けていのちの博物館を大切にしていってほしいです。
 博物館の見解:嬉しいご意見をありがとうございます。
麻布大学いのちの博物館 公式twitter