■ 学校名
筑波大学附属坂戸高等学校
■ 利用教材
・アライグマの頭骨標本5点
・キョンの頭骨標本5点
・ハクビシンの頭骨標本5点
・ニホンジカの頭骨標本5点
■ 使用期間
平成30年10月17日~平成30年11月2日
■ 学年
高校3年
■ 教科
野生生物入門
以下は本館からのアンケートの質問と、利用者からの回答です。
教材(標本類)に対する児童・生徒の反応をお聞かせください。
大変興味深くスケッチをする生徒が多かった。
実際に触れて、各野生動物の食性と形態の関連を考察していた。
興味・関心が高い生徒は外来種と在来種の比較、家畜と野生動物の比較など高度なレポートを作成する生徒もいた。
教材(標本類)の利用時に工夫された点、心掛けられた点をお聞かせください。
事前学習で 「日本の野生動物相の特徴」「日本の野生動物と人間の軋轢(クマやニホンザル)」「日本の野生動物の社会問題」をテーマに講義を行った。野生動物の生態や形態の学習に対する動機づけに重きを置き、私たちには解決すべき社会課題があることを理解させた。
そのうえで、借用させていだいた頭骨を観察し、それぞれの頭骨、特に歯式に注目させながらスケッチを実施させ生徒の問いを集め、ふりかえりの授業を行った。最後にまとめとして、「比較」と「頭骨」をキーワードに生徒にテーマを設定させレポート課題を提出させ評価した。
教材(標本類)を利用して、先生のご意見・ご感想などをお聞かせください。
「ただスケッチをするだけ、その動物の生態を知るだけ」となってしまうと生徒の思考を深めることができません。家畜と野生動物、外来種と在来種の比較を教材化すると良いと思いました。
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