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いのちの博物館だより

2019.01.08

【学習教材(標本類)の貸出】利用者の声(筑波大学附属坂戸高等学校)

■ 学校名
  筑波大学附属坂戸高等学校

■ 利用教材
 ・アライグマの頭骨標本5点
 ・キョンの頭骨標本5点
 ・ハクビシンの頭骨標本5点
 ・ニホンジカの頭骨標本5点

■ 使用期間
  平成30年10月17日~平成30年11月2日

■ 学年
  高校3年

■ 教科
  野生生物入門

以下は本館からのアンケートの質問と、利用者からの回答です。

教材(標本類)に対する児童・生徒の反応をお聞かせください。
 大変興味深くスケッチをする生徒が多かった。
 実際に触れて、各野生動物の食性と形態の関連を考察していた。
 興味・関心が高い生徒は外来種と在来種の比較、家畜と野生動物の比較など高度なレポートを作成する生徒もいた。

教材(標本類)の利用時に工夫された点、心掛けられた点をお聞かせください。
 事前学習で 「日本の野生動物相の特徴」「日本の野生動物と人間の軋轢(クマやニホンザル)」「日本の野生動物の社会問題」をテーマに講義を行った。野生動物の生態や形態の学習に対する動機づけに重きを置き、私たちには解決すべき社会課題があることを理解させた。
 そのうえで、借用させていだいた頭骨を観察し、それぞれの頭骨、特に歯式に注目させながらスケッチを実施させ生徒の問いを集め、ふりかえりの授業を行った。最後にまとめとして、「比較」と「頭骨」をキーワードに生徒にテーマを設定させレポート課題を提出させ評価した。

教材(標本類)を利用して、先生のご意見・ご感想などをお聞かせください。
 「ただスケッチをするだけ、その動物の生態を知るだけ」となってしまうと生徒の思考を深めることができません。家畜と野生動物、外来種と在来種の比較を教材化すると良いと思いました。

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